今年も早いもので明日から3月ですね。
3月11日は、東日本大震災から5年の節目。
津波や原発事故による避難生活が未だに続いている皆様には一日も早い帰還が実現します
ようお祈り申し上げます。
あの津波の恐怖から、様々な防災対策が全国各地でなされるようになった。
その一つに、よく見かけるようになった表示がある。
ここは、海抜○○メ-トルです。の表示である。
津波が来た場合、どのように避難すればよいかの目安になる。
我が町、柏木町も街角マップに「ここは海抜18メ-トルです」という表示がある。
意外と高い海抜に少しの疑問を持っていたが、今日、町会だよりに明解な答えが記されていた。
柏木町は松柏台という台地に形成された町とあった。
松柏台は、現在の完新生(沖積世)より古い、第四紀更新世後半(1万年以上前、古い世代の人は洪積世後期として学ぶ。)に形成された海抜25メ-トルを頂点とする台地で函館段丘の東方に位置する台地である。
函館段丘は、北に位置する海岸段丘の一番上にある赤川段丘、そして次に、日吉段丘(日吉町)
そして手前の大森浜に近い段丘が松柏台である。地質は、津軽海峡の海底下にある銭亀沢火山の火砕礫を含む砂礫堆積物が中心の地盤で、隆起と海進、海退の繰り返しにより形成されたといわれています。
函館市内では、比較的地盤のしっかりした良好な土地であるとのこと。地震による液状化の心配はない土地です。
年配の方々からよく聞いた話によれば、柏木町は、高級住宅街、別荘地、かつて柏野の呼ばれた台地、等々。日当たり良好、水捌けよし、風通しが良く、なるほど住むのにはとても良い環境の柏木町である。環境が良いことで、今でも、病院、学校、金融機関、スポ-ツクラブ、園芸店などがあり、子供から、老年の方まで様々な人々が行き交う。
市電の停留所が町内に2つあり交通の便も良く、子育て世代、高齢世代にも移り住むのには、絶好の町である。